fumée d'ambre girls

出来の悪い人。思ったこと、考えていることを書く。何か嫌になったら逃げ込んでくる。音楽を作る。

心中

あいつを殺したくて仕方がない1日だった。もう呪縛は解けているはずなのにまだ縁が繋がっていて、こういう人間になってしまった所縁があるのが許せない。そして俺はあいつが死ぬ日を待ち望んではダラダラ、グラグラ、と項垂れ続け、時に憎しみに全身を染め此岸に立ち尽くしているのだろう。

正直、生きているのは母を不幸にしないということだけでそれ以外に目的は無い。何度も裏切られ騙されついには人格までも歪められてしまった彼女を大往生させる以外に意味はない。

その残された時間の中で俺は書き、読み、鳴らす。それだけは怠らぬよう、自分を救ってくれたそれだけは裏切らぬよう只々沈黙を続ける。

やがてその時が訪れれば、僕は子供達の為に動く。大人になりきれない子供達も、子供のまま大人になってしまった者達にも、ただそれらだけの為に歌う。満たされている奴らに興味はない。俺は音楽でそれらの者を救い、そして同時にあいつを殺す。きっとこの理念は一生消えることはない。だからその時まで俺は彼を待つ、約15年、こんなどうしようもない奴の為に時間を使ってくれた。そして今自分の為に使っているその時間が終わるまで俺は待つ。

そしてその2人が再度重なった時、俺は人々の前に姿を現わす。幾百をも超える子供達のために。